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経審と長野県新客観点の改正 

民事再生駆け込み申請増加か!?

 7/26の中央建設業審議会で経審の改正案が発表されました。今回は小幅な改正ですが、中でもショッ キングなのは再生企業に対する減点措置です。W点で60点は総合評点P点で90点影響が出ますので、 公共工事を請負う企業にとっては致命的になると思われます。また経審で今更ISO!?って感じもします。

 更に8/5に長野県の新客観点の改正内容が公表されました。こちらは廃止改正が主ですが、建災防の 加入が加点になることが注目点です。建災防は県建設業協会に入っていなくても加入することは可能な 団体なので、協会各支部へお問い合わせ下さい。今回は10/1までに加入できれば加点対象になる様で す。(県の説明会は12月上旬〜中旬、入札参加資格申請は1月中旬より予定)

 

経審の改正  H23.4.1申請より(予定)

項目 改正点 内容

完成工事高

元請完工高

(X1・Z)

評点テーブルの

上方修正

建設投資の減少に応じて評点テーブルを補正し、制度設計時の平均点である 700点になるように底上げ

技術職員数

(Z)

6ヶ月以上雇用 評価対象とする技術者を「審査基準日前に6ヶ月以上の恒常的雇用関係の ある者」に限定することで、技術者の名義借り等の不正を防止

社会性等

(W)

建設機械の保有

 

ISO9000シリーズ

14000シリーズの取得

 

再生企業に対する減点措置

 

地域防災への備えの観点からも建設機械の保有状況を評価

 

多くの都道府県等で発注者別評価点で評価されているので事務の重複 負担の軽減を図ることが可能なため導入

 

再生期間中、一律−60点の減点措置
再生期間終了後、「営業年数」評価はゼロ年からスタート
改正基準の施行後に再生(更正)手続を行う企業から適用

 

新客観点の改正 (H23.24年度入札参加資格申請より)

項目 改正点 内容
表彰等 個人表彰を廃止 基準日直前3年間における国及び長野県による企業表彰であって、優良工事表彰及び安全衛生等を対象とする。表彰1回10点(同一目的の表彰は1回に限る。上限30点)
「土木一式」「とび土工」「ほ装」業種のみ加点の対象とする
民間資格 資格追加 内管工事士(日本ガス協会)
直営能力

今回まで評価対象

次回は経審へ組込予定

基準日直前の事業年度における固定資産のうち「機械・運搬具」「工具器具
・備品」の残存価格500万円につき5点(上限30点)
新分野進出等 廃止 (新建設産業創出モデル事業の表彰が平成17年度で終了し、有効期間 である基準日から3年間経過した為廃止)

ISO等

認証取得

今回まで評価対象

次回は経審へ組込予定

・基準日におけるIS09000または14000シリーズの認証取得:それぞれ15点
労働環境 追加 ・基準日における労働災害防止団体法に規定する労働災害の防止を目的 として組織された団体への加入企業:5 点
道路除雪等 廃止

・道路除雪(総合評価落札方式における価格以外の評価点項目になっているため、総合評価を重視する)

・土木小規模補修工事の登録(総合評価落札方式における価格以外の評価 点項目になっているため、総合評価を重視する)